韓国ウルサンスタジアム
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概要
韓国ウルサンスタジアムには、SCストランド吊りケーブルが使用されております。
SCストランド吊りケーブルは、完全防錆SCストランドを駆使した超耐久システムです。
スタジアムやミュージアム等の吊り屋根をはじめ、PC斜張橋、海洋構造物など、さまざまな構造物への応用が期待できます。
設計 | POS.A.C |
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構造 | 構造設計集団(SDG) |
構成 | アジア航測 |
施工 | 現代建設JV |
屋根 | テンションケーブル(SCストランド)+トラス |
構造形式 | PC構造(一部RC)、屋根:ケーブル+トラス |
PC構造の特徴
9.6m間隔で配置された段床板はレーカービームで支えられています。このレーカービームは先端の跳ね出しが10.6m、中央スパンが10m、後部跳ね出しが9.8mとなっていて、ダイナミックな架構になっています。全長34mのレーカービームは製作と運搬のことが考慮されて、長さ方向に3分割、幅2.5mで2分割にした合せ梁となっており、6つの部品からなる合成部材です。これらの部品は圧着工法(ポストテンション)で結合されて一体化されています。レーカービームを支える柱と梁もPC圧着工法で、ポストテンションによって連結されています。
屋根
この構造は、吊りケーブル、バックステーケーブル、吹き上げ防止ケーブルとなっていて、吊り構造の安定化に使用するバックステーケーブルはスタンドを支持するレーカービームに固定されています。
施工写真
レーカービームの組立て
段床板敷込み
鉄骨トラス
鉄骨トラスジョイント
照明取付け部
ケーブルソケット