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SPC工法

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SPC工法

鉄骨とプレストレスコンクリートの組合せで耐震性と施工中の安全を確保

SPC工法は鉄骨とプレストレストコンクリートの組合せによって生まれた複合・合成工法で、建方には鉄骨仕口を基本とし鉄骨と同様にハイテンションボルト接合による架設である為、施工中の安全を確保し、耐震性にすぐれた工法です。

SPC工法とは?

SPC工法は鉄骨とプレストレストコンクリートの組み合わせによって 生まれた複合・合成工法で、建方には鉄骨仕口を基本とし鉄骨と 同様にハイテンションボルト接合による架設である為、施工中の安全を 確保し、かつ、耐震性にすぐれた工法です。

SPC大梁接合部

接続部詳細

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プレキャストSPC構造のメリット

  • S造と同様に支保工の設置が必要なく、安全性が高い
  • 高層建物に最適である
  • PC造に鉄骨を加えることにより変形が少なく、地震エネルギーを吸収できる
  • 現場作業と熟練工の削減
  • プレキャスト化により工期短縮ができる
  • 大スパン及び大きい積載荷重に対応できる

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構造種別による評価一について

No 構造種別
比較項目
鉄筋
コンクリート造
RC
プレストレスト
鉄筋
コンクリート造
PRC
プレストレスト
コンクリート造
PPC、PC
プレキャスト
PC造
PC、SPC
鉄骨鉄筋
コンクリート造
SRC
鉄骨造
1可能スパンL(m)<10m 10<L<1312<L<2412<L<24<10<L<18 L<20
2梁丈(m)L/10 L/10~15L/18~20L/15~20L13~15L13~15
3使用コンクリートFc(N/mm²)212430~36 36~602121
4コンクリートの品質 普通普通よい最もよい普通普通
5曲げひび割れ性能ひび割れるひび割れを
制御
ひび割れないひび割れないひび割れる倉庫等においては
ひび割れが生じる
6耐久性能普通少しよくなるよい 最もよいよいさびやすい
7耐火性能 よいアンボンド工法は
配慮が必要
よいよいよい 耐火被覆を行う
8振動障害の可能性ないない ないないないない
9 現場作業量と熟練工現場作業量が多く熟練工を多く必要とする現場作業量が多く熟練工を多く必要とする現場作業量が多く熟練工を多く必要とする現場作業量は最も少なく熟練工を少なくできる現場作業量が多く熟練工を多く必要とする 熟練工を少なくできる
10施工管理難しい難しい 難しい容易やや難しい容易
11 工程管理難しい難しい難しい施工が速く、
最も容易
やや難しい容易
12工期(1層当りサイクル)24~30日/サイクル 4~30日/サイクル24~30日/サイクル15~20日/サイクル鉄骨建方+24~30日/サイクル鉄骨建方+12~15日/サイクル
13経済コスト(駆体)100%103%105% 110%130~150%80~100%

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SPC工法の施工状況

鉄骨仕口部

床板敷設作業

施工全景

鉄骨接合部組立

コスト削減と工期の短縮

足場等の仮設関連工事は、建築物の工費の中で大きな割合を占めている。SPC工法はプレキャスト部材を使用することで仮設関連工事の簡略化が可能であり、コストダウンの大きなメリットを有しています。

高層建築物の構築に最適

本建物は、8.4mの階高と13.8mのスパンの空間を有しています。コンクリート系の建物で高層化を実現するためには、柱が靭性に富んだ部材であることが条件となります。本建物の柱はSRCですが、SRCの柱と仕口部を鉄骨としたSPCの梁を組み合わせた工法は両者の利点を組み合わせた工法といえます。

ひび割れの防止

PC部材の大きな特長の一つにひび割れの完全防止が挙げられます。本建物の構造計画では当初SRC造が想定されましたが、SPC工法が採用された理由としては、13.8mという長スパンに対してもひび割れを防止できるところにあります。

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