PC圧着関節工法
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地震に強い!耐久・耐震性に優れたプレキャスト工法
PC圧着関節工法は台座ブロックを用いてPC柱の施工を安全かつ容易に行い、柱に設けたあごに梁を載せケーブルにより一体化を図る工法です。圧着接合部分のあごを人間の関節と同様に回転させ、地震のエネルギーを吸収することができる構造システムです。
PC圧着関節工法とは?
PC圧着関節工法は台座ブロックを用いてPC柱の施工を安全かつ容易に行い、柱に設けたあごに梁を載せケーブルにより一体化を図る工法です。
この工法はまれに発生する大地震においても柱梁等の構造部材は健全な状態にあり、かつ、2次ケーブルは弾性範囲内にあることを原則としています。圧着接合部分のあごを人間の関節と同様に回転させることによって地震のエネルギーを吸収することができる構造システムです。PC圧着関節工法は耐久建築物の条件をすべてクリアする工法です。
1次ケーブル
運搬中の衝撃や架設時の応力に対して工場でプレストレスを導入しています。
2次ケーブル
柱と梁を圧着接合するためのケーブルで降伏応力の約半分のプレストレスが導入されています。このため大地震が発生した場合でも弾性範囲内にあります。
あご
あごの上に梁を単純支持します。これにより支保工なしで梁の架設が可能です。
PC圧着関節工法のメリット
- 工期の大幅短縮
- 3軸方向プレストレスによるひび割れの防止
- 耐震性能に優れた高靭性・復元力
- 現場作業員の大幅省力化
- 工場生産による厳格な品質管理
- 柱グリッド間の大スパン化
PC圧着関節工法の建方順序例
1.台座ブロック設置
基礎上に台座ブロックを設置します。台座ブロックの位置調整を行うことにより柱の施工精度が向上し施工のスピードアップも可能です。
2.柱取り付け
台座ブロック上に柱を取り付け、PC鋼棒によりプレストレスを導入し柱を自立させます。
3.2階梁取り付け
工場で一次緊張された梁を、自立した柱あご上に単純支持で架設します。
4.床板取り付け
PC合成床板を梁にセットします。柱・梁目地部には高強度モルタルを充填します。高強度モルタルの硬化後2次ケーブルの緊張を行います。2次ケーブルの緊張により柱と梁は圧着接合され、ラー メン構造を形成します。
5.トップコンクリート打設
PC構成床板上にスラブ配筋を行い、トップコンクリートを打設します。
6.建方終了