KTB定着工法
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くさび・ナット複合定着体により高い信頼性と安全性を実現!
KTB定着工法は、プレストレストコンクリート構造物における定着工法であり、くさび定着を基本にリングナットを用いてネジ式定着により緊張力の微調整を行い、定着時のセットロスをなくします。
KTB定着工法とは?
KTB定着工法はプレストレストコンクリート構造物における定着工法であり、くさび定着を基本にリングナットを用いてネジ式定着により緊張力の微調整を行う工法です。
定着体
通常、くさび方式定着は緊張定着時にくさびが引き込まれ、緊張力が若干損失するセットロスが生じます。このセットロスをなくすために、KTB定着工法ではアンカーヘッドとリングナットを組合わせたねじ式定着を併用しました。そして、マルチユニット定着になっているため、本数が自由に選択できます。
接続具
一方を既存の定着体に接続し、もう一方を延長側の定着体に定着することにより、次期工事等でストランドを自由に延長できます。
KTB定着工法の主な特徴
- セットロスのない、くさび・ナット複合定着体です
- ストランドの本数に合せたアンカーヘッドが揃っています
- 信頼性・安全性の高い緊張定着を実現します
- 施工事例が多く、定着体が常に進化してます
- SCストランドとの組み合わせにより耐久性、耐防食性に優れたPC構造物を実現します
1.緊張準備
アンカーヘッドとナットのセット及びくさび取付け、アジャストプレート取付け
2.緊張ジャッキセット完了状態
ジャッキチェアとジャッキの取付け及びプリングヘッドとチャックの取付け(プリングヘッドのチャック挿入口に潤滑剤を塗布する)
(ジャッキは使用前にキャリブレーションを行う)
3.緊張作業状態
4.緊張完了(一次)
くさびがアンカーヘッドにくい込み定着
5.二次緊張
くさびの戻り分だけ荷重を再導入し、緊張力を100%に管理する
6.二次緊張完了
二次緊張完了後、リングナットを廻してアンカープレートに定着さ せた後、緊張力を開放する
7.定着完了
緊張完了後にストランドを切断する
ガス切断の場合最小50mmを残す
ヘッドキャップでアンカーヘッドを保護する